arata/AX-130 Version : 3.0
日本発のアウトドアブランド
「arata」
ブランド名には、『新たな』と『改める』という二つの言葉が込められていて、
「新しい視点と常に改善を追求する」というブランドの姿勢が反映されています。
自動車や家電、産業用機械、ロボット、フォーミュラカー、医療器具、検査装置など、多岐にわたる製品の設計経験を持つエンジニアたちが、
その知識と経験を活かし、既存のアウトドア製品にはない
新たな価値を創り出しています。
「AX」シリーズは、
これまでにない革新的なアイデアで、軽量性と耐久性という
相反する機能を両立し、日本のアルパインエリアで使うための最適解とは?
を追求した4シーズン対応する山岳テントです。
AX-130は、
「4シーズン山岳地帯で使用できる耐風性能を持たせる」
「2人が不自由なく過ごせる空間を備えつつ可能な限り軽量とする」
という2つのコンセプトを柱に、強度・軽量さ・機能性、そして2人で過ごす快適性、
その全てを諦めないテントとして開発されました。
スリーブ式と吊り下げ式、それぞれの方式の強度面の長所を併せ持つ
画期的な独自のスリーブハブ構造と、ガイラインを駆使したトラス構造で、
天候に合わせてテントの強度を高めていけるようになっています。
4シーズン使用可能な耐久性を持ちながら、最小重量約1075gという軽さを実現。
内部空間も広々としており、210cmの横幅と102cmの高さで、
日本の2人用山岳テントとして最大クラスのフロア面積を誇ります。
さらに、後室空間をギアの収納スペースとして用意することで、2人で使用した際の
不自由を感じさせないスペースを備えていています。
最新のモデルでは設営を簡略化する改良も施されていて、
天候が悪い時でもスムーズに設営できるよう工夫されています。
Version : 3.0へのアップデートでは下記の改良・変更が行われています。
・ポールスリーブの片側をクローズド構造とし、テントの立ち上げを容易にしました。
・初期モデルと比較し、ナイロンが収縮する厳冬期にテント設営するときに必要とする力を低減しました。
・ガイロープをフライシートに移設し、ガイロープを迅速に使えるように変更しました。
・フライシートとインナーテントをベルクロで固定できるようにし、インナーテントとフライシートを結合した状態で設営することを容易にしました。
・インナーテントの10D生地のコーティングを変更し強度を高めました。
・テントポール受け止め金具の形状を変更し、部品の軽量化を果たすとともにテントポールが設営時に抜けてしまうリスクを低減しました。
・テント収納袋を大きくし、凍りついたテントでも収納しやすくしました。
・テントの奥行を133cmから128cmに短縮しました。
高性能ポール「DAC Featherlite NFL 8.7」を採用し、軽量化を実現。
通常はアルパイン用途に推奨されないこのポールを、革新的なテント構造によって補強し、
安心して山岳環境で使用できるよう設計されています。
1. フルスリーブインナーテント x 独自のスリーブハブ
AXシリーズではインナーテントとポールの結合にスリーブを採用している。スリーブ式は近年のテントによく見られるフック式(吊り下げ式)と比べ、ポールにかかる負荷が分散されると共にポールの変形を抑制する構造である。
一方で既存のスリーブ式のテントは2本のスリーブがつながっておらず、2本のポールが効果的に支え合う構造にはなっていない。 その点フック式は2本のポールの中央がスイベルにより結合しており2本のポールが互いに支え合う構造になっている。
arataはスリーブ式、フック式、それぞれの長所を両取りするために独自のスリーブハブを生み出した。上の写真の通り2本のスリーブがハブを介して連結しており、スリーブ式ながらも2本のポールが互いに支え合うことを可能にしている。
エントリーユーザーには設営が難しそうと思われがちな構造だが、フックを一つ一つはめる必要がないので実際にはフック式よりも迅速な設営が可能。さらにフライシート、インナーテント、グラウンドシートがあらかじめ結合された状態から一度に立ち上げることことが可能であり、雨天時の設営では大きなアドバンテージがある構造となっている。
2. スリーブハブガイポイント
AXシリーズはスリーブハブにはガイラインの締結ポイントを設けてある。 上の写真のようにポールを縛り上げるようにクロスさせてペグダウンすることで、2本のポールをフック式のスイベルで結合したかのように剛結させることが可能である。
スリーブハブガイラインはフライシート頂上に設けられた孔を通して外に出すことができる。AX-130は長辺側の投影面積が大きいため、長辺側からの風の影響を受けやすい。スリーブハブガイポイント※2 は変位の大きいテント頂上部から長辺側をペグダウンすることにより、テントの耐風性を高めるarataの独自の機構である。
(オプションのエマージェンシーガイラインキットを利用するとより便利です)
3. インナーガイライン
AXシリーズのインナーテントの短辺側の内側にはインナーガイロープを設置している。これはプレハブ工法の建物でよく見られる補強のためのブレースと同じ役割を果たし長辺側からの風によるテント変形を抑制する働きがある。
さらにAXシリーズはオプションのエマージェンシーガイラインキットを取り付けることで、内部空間を犠牲にしてテントの強度を高めることが可能。 特に天気の予測が困難な長距離の縦走時や、天候が変わりやすいポイントにテントを設営する場合には携行することをおすすめします。
荷室空間の拡張と耐風性を向上させる後室
AXシリーズは入口側の前室に加え背面に後室空間を備えている。この空間は荷室空間を形成するとともに背面からの耐風性を高めている。
1-2人用のX字のドーム型テントは投影面積の大きい長辺側からの風に弱い。片側出入口のテントは軽量化のために背面はインナーテントにピッタリとそう形状であることが通常だが、風を受け流しにくい構造となるため風に弱い方向が生まれる。
AXシリーズは過度に軽量さを追求することなく堅牢さと実用性を優先した構造としている。
●地面とフライシートの距離
フライシートの下端の高さを上げるのは軽量化の常套手段だが、AXシリーズは雨風の強い荒天・降雪時の使用を意識していて可能な限り低く設定している。
雨を伴う強風時にフライシートをすくい上げるように雨を巻き込んだ風がテント内に侵入するリスクを低減している。 またAXシリーズはレインフライのまま降雪期も使用する事を想定している。AXシリーズは地面とフライの隙間を雪で埋めておくことにより、フライシート内への雪の侵入を抑制することができる。
●透けにくいテントカラー
人気の山のテント場ともなれば手を伸ばせば隣のテントに届きそうなこともしばしば。最近のテントは生地が薄く、明るい色だと日中ですら中の人がうっすらと見えてしまうこともある。
AXシリーズはインナーテント・フライシートの両方を濃いグレーにしたことで、日中外から中の様子が見えることはなく、夜間のライト点灯時の人影の鮮明さも改善している。
濃いグレーにすることのデメリットは日中のテント内の温度上昇となるが、高温な季節はカラーによらず日中テント内で過ごすのは困難である。そんためAXシリーズはプライバシーの保護の方が優先したカラー設定とした。
AX-130は「軽さ・強さ・快適性」を兼ね備えた次世代の2人用アルパインテントです。
ソロでは広々、2人でも快適に過ごせる居住性を持ち、長期縦走や厳しい山岳環境でのテント泊に最適なモデルです。
最小重量:1075g
サイズ:133×210×102 (cm)
インナーテント:10D透湿ナイロン
フロア:15D R/Sナイロン Sil PU1500
レインフライ:15D R/Sナイロン Sil PU1200
ポール:DAC Featherlite NFL 8.7
※グラウンドシート付属 (113g)
※装備重量にグラウンドシート重量は含まれません。
※ペグは含まれません